「家庭用ミシン」用 <細押さえ> だッ!
縫製の目指す処は<美しい縫い目>に決まっています。
この<美しい縫い目>を得る為に、針の選定、上下糸調節、押さえ圧力調節等々への努力は日々怠ってはなりません。ご一緒に頑張りましょうね!
その上で、作品の箇所毎に如何に美しくステッチを施すか。己の技量を補助する為に<部品―押さえ等>を選んで、手助けして貰う訳です。
<工業用部品>は、作品の仕上げレベルを押し上げ、縫製家のストレスを軽減し、バックアップさせる為に存在します。当たり前ですけど。
素材端からのステッチを美しく安定させるガイド・押えだけでも数百を超えますよ。テフロン押さえだけでも、部品メーカー1社で50を超えるケースが。
そんなの必要ない、頓着しないと仰っていては、何時までも作品の質は上がりません。
「家庭用ミシン」は、部品数が極端に少ないのですね。1機種、精々10〜20くらい。
これは、メーカーが“作品に、そんなに高いレベルの仕上げを求めないでしょ。”って、アマチュアに向かって言ってるようなもの。
それも、メーカー・機種専用で、他メーカーとの共用は無理だったりするから、了見が狭い。
此処で、良く聞かれるのが「家庭用ミシン」用の「段付き押さえ」です。そんなものある訳無いのですが、皆さん、ステッチに苦労なさっているんですねえと、涙。
じゃ、<細押さえ>は?それも聴いた事無いなあって、見付けましたけどね、wahaha。
メーカーは、無銘かよ。¥500くらい。
先ずは、ハスクバーナ・エメラルドに使用してみますね。
あらら、真面に使えるお利巧さん。押さえ端から針落ちまでのステッチ2か、2,5oか。イケるね。
磁石付き定規は使えないな、残念。右の送り歯が裸で動いているから、邪魔するんですよ。前に置くと、プラスティックの蓋で磁力が効かないからグラグラするし。
シャンクと反り(押さえ)が一体化しているので、ネジで外して交換しなけりゃならないんですど、「職業用ミシン」の部品交換を思えば同じだね。
続いて、JUKI・HZLに使用。
条件は、上と同じでした。
でも、メーカー、機種を問わず使える訳では無さそうですから、ご購入には注意してください。
上の検証も短期集中で、ユーザーからのご意見は此れから。
当店は、本体をご購入の方のみ、ご相談を受け付けます。狭了でスンマセン、心から。
※あ、「家庭用ミシン」に<段付き押さえ>が無い理由って、送りとの関係なんだ!
広い送り歯が邪魔して無理なんだねえ、今、判った!!愚かなタカさんであります。
ミシンプロ