またまた、M様から出色のレポートをお届けします。
此処の処、<秘めたる才能>について考えます。
やればできる!なんて云うけれど、能力って、自覚せず己の内部で育成しているものなのかも・・・。
表出するきっかけを待ちながら。
いえいえ、己を省みてですけれどね。挑戦はいつも忘れちゃいけないなとつくづく思います。
今回いただいたレポートは、結果としてメーカーには少々手厳しいものになっています。
でも、今まで誰もがきちんと纏める事をしなかった出色の内容です。素晴らしい!!
是非、ご参考に!(ミシンプロ)
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私が8~9年使用していたロックミシンは、縫工房「BL77WJ」です。
縫工房は、<オーバーロック>の他に<カバーステッチ、チェーンステッチ>ができる<複合機>です。
普通ロックとカバーステッチの切り替え、糸のかけかえが面倒だった為 カバーステッチの出番はほとんどありませんでした。
よって、カバーステッチ専用のふらっとろっくを購入したのを機に、縫工房を処分して衣縫人「BL-57EXS」を購入しました。
今回は、縫工房と衣縫人の違いを報告したいと思います。
まず衣縫人は、メスと針までの距離が近いという事です。
現在は、手元に縫工房がないので 以前撮った写真で比べてみます。
<縫工房>「BL77W」 針とメス位置
オーバーロック用の針は、右側の奥針2箇所のみです。
(左手前の3箇所はカバーステッチ、チェーンステッチ用の針です)
メスでカットしてから縫うまでに距離があります。
<衣縫人> メスと針位置
針とメスの距離が近いです。
縫工房では、普通押さえがゴツかったのでカーブ押さえを愛用していました。
今回 衣縫人を購入するにあたり、田中さんにカーブ押さえに代わるものはないか質問したところ、衣縫人では必要ないとの返答。
衣縫人を使ってみて、おっしゃっていた意味がよく分かりました。
メスと針の位置が違うだけで こんなに小回りがきくなんて!と感動しました。
後ろあき見返しの急なカーブで力を発揮してくれそうです。
縫工房用のセパレート押さえがあったので比べてみました。
押さえ 比較
左 <縫工房> セパレート押さえ
右 <衣縫人> セパレート押さえ
押さえのピン部分を0に合わせて測ってみました。
針が落ちる部分を見てみると約4mmの違いがあります。
衣縫人は縫工房に比べて4mm手前で縫うことが出来ます。
縫う時に、この差は大きいです。
― メス ー
<縫工房> 大きい
<衣縫人> 小ぶりで縫工房より高く上がる
― メスの固定 ―
<縫工房> 針板より上に出ない。格納式
<衣縫人> 押さえと同じ高さ(針板より上)に固定
<衣縫人>
メスロックしている状態。
メスの位置が分かるように 押さえを外してあります。
まだ 針板より上にメスがある事に慣れませんが、メスロックの時、布が右側に流れない様にガードしてくれるので縫い目がズレなくて便利です。
― 糸調子 ―
<縫工房> →自動表示
<衣縫人> →手動 ほとんどいじらなくて大丈夫とのこと
― ルーパー糸の糸通し ―
<縫工房> エアーボタン
ジェットエアスルーで強いモーターの力
<衣縫人> エアスルー
エアスルー レバーを下げて空気の力で
(ふらっとろっくと同じやり方なので特に困ることはありません)
衣縫人の<自動針糸通し>は便利ですね。
音は、衣縫人の方が 若干静かな気がしますが 噂の振動が(笑)
巻きロックの時、かなりの振動がありカット目安の線からズレないように見続けるのが大変でした。
早速ソルボセインを取り寄せようと思います。
ざっと感じた事を挙げてみました。
参考になれば幸いです。
M
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M様、ありがとうございました!