ソルボセインと揺れる衣縫人

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本日、無事ミシン届きました！ありがとうございました！

早速、説明書を片手に試し縫いをしてみたのですが、とても綺麗な縫い目で感動しましたよ！

先日お話しましたソルボセインについてですが、
【1cm厚の3×3cm角の、四角いもの】と、私が持っている円柱型の【1.5cm厚の4cm直径の、丸いもの】を「Sakura BLS-5L」で試してみました。

（ちなみにテーブルはJ-TR4の、JUKIさんの職業用ミシンのテーブルの左側のフラットな部分に置きました。ある程度、どのくらいの強度のテーブルか分かった方が良いと思ったので、これを選びました。）

Sakuraは本体に幅広さと重さが有る事と、足部分の吸盤も良い感じにしっかりしていて
何も付けないで机に置いても安定感がありました。

でもやっぱり、フットコントローラーをベタ踏みすると、ある程度ブルブル…と小刻みに揺れますね。机もちょっと共振する感じでした。

ただし、使っているうちに後ろにずれていく様な事は今の所ありませんでした。

作動音は結構大きいのですね、ただこれだけ高速で針が動くので鳴りは仕方ないのかな、と感じます。

布に左手を添えて送る時に本体に触れているのですが、指腹に結構、ブブブ…と振動が来ます。

多分これが、普通のロックミシンの感覚なのでしょうね。

この「何も付けない、机に直置き状態」を基準として、比較してみます。

■1cm厚の四角いソルボセインを取り付けてみた際は、
何も付けない場合より、全体的に少し揺れが落ち着いた感じがしました。

手元の指腹への体感としては、比べるときちんと分かる程度に差は有るのですが、
ハッキリ体感されるほどの、歴然とした差はそこまで無いように感じました。

…が、机への振動の伝わりが穏やかになった感覚がありました。

接地面への影響が分かりやすそうです。

本体を接地する机がそんなにガッチリしていない場合には、特に防振マットより
ソルボセインのような、ゴム系の防振対策が有効なのではないかなと思いました。

特にマンションにお住まいの方、あるいは一戸建てでも2階で作業をする方は、階下への振動の影響を考える事が多いと思うのですが、専用の台などの作業場の確保が難しく、使う時にダイニングテーブルなどにミシンを都度、出して使用する方も結構いらっしゃる筈です

そういう時に嬉しいのではないかな、と思います。

■1.5cm厚の円柱型ソルボセインを取り付けてみた際は
何も付けない・1cm厚のものより、大分小刻みな揺れが収まりました。

例えるならば、今までフットコントローラーを踏むとミシンとテーブル全体が小刻みにブルブル震えていたのが、ミシンの針部分のみ振動しているような感じです。

これは何も付けない状態と比較した際、ハッキリ感じられる変化だと思います。

目視でも振動によるブレが大分減り、手元がブルブル震えない事で、縫うことに集中できる感じで、私のようにロックミシンに慣れていない初心者や、細やかで繊細な作業をする際には落ち着いて出来そうだと思います。

あと、Sakuraの足のサイズとぴったりでした。4cmの直径なんですね。

…ただこの円柱型ソルボセイン、4個入り2800円(税込)でちょっと高いんですよね！

けれど振動への効果は高いので、長時間作業する方や、なんだかんだ使っていて振動が気になっている方にはおすすめできると思います。

四角のものは4個入り900円(税込)で、割とお手軽に購入できますが、いっそ二枚重ねにして使った方が効果がありそうな気がします。

もちろん、1枚でも素のままよりは振動に対して体感できる程度の効果はあります。

3cm角の四角のものは10kg以下のもの、4cm直径の円柱型のものは15kg以下のものへの使用が推奨されています。

Sakuraより衣縫人や糸取物語の方が、本体重量が軽いですが、振動が大きそうなので

ミシンなら「円柱型の1.5cm厚の方が向いている」と思いました。

要は厚みがあった方が、より小刻みな振動を抑えられるのだと思います。

田中さんもソルボセイン購入してみる、とおっしゃっていたので、田中さんの体感はどうでしょうか？

お時間のある時に、私の感じた文面と比較してみて、あと純正の防振マットと比較してみると、他のお客様に防振面でのご案内をする時に、何か良い塩梅の提案ができるかもしれませんね。

ソルボセインも「正直イマイチ…」と感じられるかもしれませんし、「結構気に入った！」となるかもしれません。

この辺りは本当に、人によって感覚の差がありますので、試してみる時にお知り合いの方も交えて意見を聞いてみると、また別の発見があるかもしれません。

私は、円柱型ソルボセインを装備してSakuraを使っていこうと思います〜！

以下、ソルボセインについて補足です。

「ソルボセイン」自体は、大きめのホームセンターなどで買えるみたいです。

東急ハンズにも、多分置いてあると思います。

ネット通販も視野に入れるなら、AmazonやYahoo!、楽天辺りのお買い物サイトで検索すると出て来ます。

音楽のスピーカー向け機材として、私が購入したお店の「プロケーブル」さんや「島村楽器」さんでも取り扱っているみたいです。（オンラインストアで取り扱いを確認しました）

島村楽器さんで取り扱っているものは、私が試した【1cm厚、3cm角の四角いもの】と同じものになります。

形も、ホームセンターなどでは多くは四角の板状のもので販売されていますが、弾力があるという材質的に、綺麗に切るのが少々難しい様子ですので、手軽さを求めるなら、初めから切り分けてあるもの、あるいは円形の型になっているものを選択すると良いと思います。

ただ、大きな板状のものの方が値段的に安いので、1枚買って、複数人で切り分けた方が単価が安くなりそうですね。

私は切った事は無いのですが、ロータリーカッターなどで切れるのではないかと思います。

厚みについては、ミシンは持続した強い振動が特徴の機械だと思いますので、厚みがある方が良いです。これはレポートでも記載した通りです。

ただ、詳しい販売員さんに聞いてみると、新たな有益情報があるかもしれませんね。

5mmなどの薄めのソルボセインを重ねる事で、どのような結果になるかはわかりませんが、多分、同じ様な制振の効果はあるのではないかと思います。

衣縫人はユーザーも多く、これからもスタンダードな機種だと思いますので、実機で効果を確認できれば本当に良いと思います。

Sakuraとモーターは同じでも、縫い速度の違いの件がありましたので、フットコントローラーをベタ踏みした時に、もう少し揺れが強いのかなと考えていました。

実際に試してみて、田中さんも良い、と体感できたらいいなと思っております。

ソルボセインで揺れが完全になくなる訳ではありませんが、作業がしやすくなると感じています。

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