ハスクバーナ・エメラルド
(家庭用ミシン)
  ハスクバーナ・ルビー
(家庭用ミシン)
  ハスクバーナ・オパールTM670
(家庭用ミシン)
 
     
  「EP9500N・EP9300N」の謎
(職業用ミシン)
     
 

ハスクバーナ・ルビーの<薔薇>

 株式会社ジューキ

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現在、刺繍用ミシンの需要は、以前の大きな購買層であった小児を持つお母様の手を離れ、<コア>な層の興味の対象へと変化を遂げています。

其れは、正にユーザーサイドの<意識の変化>に拠るものなのです。

“作品に刺繍が必要なら、ネットのサイト等を通じて依頼すればよい、入園入学用グッズの為に、高額な<刺繍ミシン本体>を購入するほどのことは無い。”

この価値判断には、社会の経済的な影響もあったと思われますが、そうとも言えない側面がある。

何故なら、刺繍用ミシンの衰退と同時期に彼女たちの間に、「職業用ミシン」+「ロックミシン」の人気が台頭したからです。

間に合わせに購入した「小型ミシン」で作品作りに夢中なり、縫製のグレードを上げる為に<道具―機械>を模索し始めたのですね。

ミシンに<性能>を求め、本来は縫製専門家のテリトリーへもいとも簡単に手を伸ばす。

その先にあるのは、自身の作品を<製品>へと圧し上げる熱情ですから、その<向上心>たるや素晴らしい!!

これは、彼女たちの<ミシンー縫製>を通じての社会参画と考えても良いのではないでしょうか。

ひとつ上の世代(お子様のお祖母様ですね)との価値観の相違は此処ではっきり見られます。

モノの無い時代に生まれて、“今の時代、衣服は買ったほうが安くてきれいでしょ。”の認識に反して、生まれた瞬間にエルメスとユニクロを手に取ることが可能な世代に最も重要な価値は<オリジナリティ>なのです。

多少の技術の拙さは問題外、わが子には他人とは違う自分の手で作製したモノを着せたい、持たせたい。その欲求は、彼女たち自身が社会で生きる(生きてきた)主張でもある。

此処から実際の大きなビジネスに発展した例が多数!!在るのはご存知の通り。

同年齢の女性の趣味趣向を最も的確に掴むことの出来るのは<彼女たち自身>なのですから。

イヴェント・サイトショップ・店頭で<若い主婦達>の手を経た作品やテキスタイルが人気になるのは当然のことです。

子供服は特に、これから製作・販売システムが大きく変化してゆく分野でしょう。

考えてみれば、どのような著名なデザイナー、大メーカーも、スタートは素人さんなのですから。

彼女達のビジネスシーンへの参画を意識できない既存のメーカーは、将来が危ういと思いますね。大袈裟ではなく。

   

 
   
 
   
 
     

   

 

 

あれれ、話しがどんどんズレていく。

よって、ミシン刺繍は、ブームを経て作品づくりの一つの分野に落ち着いたということが結論です。早ッ。

ところが、先日お客様のご案内に剰じさせていただき<ハスクバーナ>の講習を受けてきました。(横合いから受講―5時間)

凄い!! 何がって、ミシン刺繍のグレード!!

こんなに進化してんの??!! ええ、ずっとと代理店本部長が。

国内メーカーのモノとは、立ち位地が全く違う感じ。

刺繍に対する考え方の徹底というか、こだわりが怖いくらいで。

此処までやるか、スウェーデン人。

売れているのは米国中心らしいけど、こんな華麗、荘厳、複雑、奇矯(まかり間違うと)の刺繍を楽しむセンスがあるのか、かの国の、どんな層に?

まして、軽自動車と同価格の本体!

(別に、米国民のセンスと経済状態を揶揄しているわけではありませんよ。私、尊敬する詩人はE・ディッキンソンさんですからね。言い訳になってる?)

疑問がわらわらと沸くイエミ(陳謝)。

米国に滞在中の当店カストマーズ様、ご存知の範囲でレポートいただければ大感謝です。

で、改めまして、ハスクバーナ日本代理店本部長M氏に当店教室にご足労をいただき、再度説明会を催していただきました。

お相手は、テディベア作家として著名な矢澤美江子さん。大昔からの当店のお客様であり、ご一家皆様とも顔見知りです。

久し振りにお会いしたので機械より私語雑談に終始するかと心配したら、<ハスクバーナ・ルビー>に圧倒されて、スゴイ!スゴイ!の大連発。

最初、箱から出てきた本体に、M氏を目の前にして“あれっ、こんなモノ?”の感想は、5時間後一変!

<軽自動車一台分>、納得いたしました!

矢澤さんにはレポートもいただいております。

   
 
   
 
   
 

 

 

今回ハスクバーナ社製の刺繍ミシンを試し縫い
させていただいての感想


刺繍機能、ミシンキルトを重視される方向けの最上級モデルミシン

7〜8年ほど国内ミシンメーカー製の刺繍ミシンを使用している者です。

(所有ミシンは基本的な図柄の刺繍、文字の刺繍、別売りのカードによる刺繍なども出来るタイプです)

今回ハスクバーナ社製の刺繍機能付きミシンを使用させていただいて、その性能の高さに驚きました。

このミシンは、国内メーカー製の刺繍機能付きミシンとは一線を画すどころか、全く別物と考えた方が良いミシンです。
つまり刺繍に重点を置いたミシンなのです。

私が使用しているような一般的な国内メーカー製の刺繍機能付きミシンを、家庭用ミシンの基本機能によって作成した作品に、刺繍を入れるという刺繍機能が付いたものと考えますと、ハスクバーナ社製のこちらのタイプは刺繍機能、また、その刺繍機能を超えた機能で刺繍を生かした作品を製作するためのミシンと言えるでしょう。
(もちろん直線縫いを始め多機能な基本縫いももちろん大変美しくできます)

ですので、キルターの方、特にミシンキルトをされる方などにはかゆいところまで手の届く機能と、またさらには本体に付属していなくても、オプションとしてラインナップされているデータカード等、ミシンキルトをされる方にとっては、本当に大変よく考えられた部品となっています。

また、おそらくミシンでキルトをされる方々は、自分のデザインしたラインをフリーモーションをより快適に思い通りにキルティングしたいと思われると思います。このミシンはそのフリーモーションの機能が実に良くできていると感じました。まるでアイススケートで氷の盤面を思いのままの方向に進むような感覚で自分の思い通りに針を進めることが出来ます。
この点はこのような高機能な刺繍ミシンに初めて触れさせていただいて、思わずうなってしまった快適さでした。

また、私自身が所有しているミシンで刺繍作業をするときに、いつもちょっと面倒だなと思う部分に刺繍作業が終了した後の渡り糸のカット作業が挙げられます。これは刺繍ミシンで刺繍をされる方はおそらく皆さん感じられる点だと思いますが、このミシンはその面倒くさい作業をなんとミシン本体がその都度行ってくれるのです。刺繍作業後に自動的に渡り糸をカットしてくれるというのは、作業効率的に大変な向上に繋がります。

また、もちろんこのミシンの最大の特長は、一見刺繍とは思えない繊細で美しい刺繍です。豊富なカードのラインナップに加え、大きくて美しいカラー液晶画面で編集作業も大変快適です。もちろんPCで作成したオリジナルデザインをミシンに転送することも可能です。

また、高機能なため使いこなせるか不安な方や、最新のカードを使った作品作りのための様々なワークショップも開催されていているとのことなので、購入後はメーカーによるきめ細やかなアフターサービスで不安も解消されることでしょう。まさに購入後から末永くメーカーさんとお付き合いしながら楽しむミシンと言えます。

もちろん、ここまでの刺繍機能が必要ではない方には国内メーカー製の刺繍機能付きミシンの方がコストパフォーマンス的には良いと思います。
しかし、刺繍好きの方、ミシンキルターの方は一度触ってしまうとその魅力にとりつかれてしまうミシン、といったところでしょうか。

ミシンキルトをされる方、ミシンの刺繍に重きを置いて作品を製作される方には、是非一度触っていただきたいミシンだと思います。
(矢澤)





 

   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   

 

     
   
     
   
     
   
   

 

     

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