ボビンケース物語
裾引きについて
ロックミシンで行う内外カーブ、角縫い
テフロン押さえって
職業用で皮革を縫う
テフロンを削って、ポケットの内縫い
  ボタンホール
職業用でベルベットを縫う
工業用薄物用送り歯
SUISEI バイアスバインダー
バイアスバインダー(カノコラッパ)
2,5o押さえをテフロン加工
ニット縫製、職業用ミシンで
  薄地縫いに関して
 

方向チェッカー

OZAWA ミシン針”強力”方向チェッカー    

 

OZAWA 「ミシン針“強力”方向チェッカー」
¥525(税込み)オザワ工業株式会社製

パッケージ

 

 

 

 

 

古くから知り合いのミシン部品問屋さんからの売り込み。“工業用丸針の左右が、磁石でPITATTO!決まるんだよっ。”
ホント? 唾をつけた指が鼻のあたりまでは上がったのですが・・
工業用ミシン針の左右付け間違いは、案外多いのです。
丸ですから、何処の位置でも止まりますからねぇ。
間違えると、<目飛び>はするわできれいに縫えません。
正しくは、針穴の<えぐり>が<右>、<細い溝>を切ってあるのが<左>です。
糸は、上部から溝に導かれ針穴の左から右へ出るわけです。
じゃ、えぐりは何の為?
あれは、針が布に差し込まれた時に糸ループを作り易くする為なのです。(豆知識)
“針穴の左右を間違えずに!”“針穴を真横に正しく装着出来る!”“簡単に!”
なら欲しい。それが人情。

 

 

 

 

開けると1本のプラスティック(だろ)棒が。
成〜るほど、端に磁石らしいものが埋め込んであります。
これだけ? 値段、高くない?

 

ほら、針の<えぐり>にピタッと吸い付く磁石の強さ。期待に胸が膨らみます。未知の部品だからね。

 

 

 

 

そのままそっと針を装着。ととと、磁石が下部の押さえに吸い寄せられて。針棒は最上部まで上げておかなくてはならないのね。

 

あれれ、針が穴に上手く入っていかない。
穴周辺のちょっとした抵抗で磁石がずれる、、、針穴横、おいおい、ぐるっと回って溝(反対側)を吸着してどないすんねん。抵抗勢力に抵抗して針を穴に押し込むのには磁石の力が弱い。意味ないやん。
(関西出身ではありません。焦っているだけです。)

 

 

 

 

 

この部品の正式な使用法は、
1) 針穴の左右を自分自身で確認し、
2) 穴に装着する。
3) 磁石を<えぐり>に吸着させ、
4) 穴が真横であることを確認する。
5) 針を止める

の内の3)、4)だけだったのです。
“工業用部品として存在は許してもいい”けど、
¥500がなぁ〜・・・。
ということで、部品問屋の口車に乗って買い込んでしまった5個(傷は浅いぞ)は・・・。

左手を針に添えて差し込む。
やっとOK!

ここで、はたと気が付きました。
ひょっとして・・
やっぱり! 小さな図解で納得。