ボビンケース物語
裾引きについて
ロックミシンで行う内外カーブ、角縫い
テフロン押さえって
職業用で皮革を縫う
テフロンを削って、ポケットの内縫い
  ボタンホール
職業用でベルベットを縫う
工業用薄物用送り歯
SUISEI バイアスバインダー
バイアスバインダー(カノコラッパ)
2,5o押さえをテフロン加工
ニット縫製、職業用ミシンで
  薄地縫いに関して
 

裾引きについて

ロックミシンで行う<ニット用裾引き>・専用押さえ BL-57EX 使用

美人の規範は変わります。げに移ろうは人の心。
日本国成立以来の<美人>であります「鳥毛立女屏風」は、現代において村上さんに似てますもんね。
そんなに長いスタンスの例えを取らずとも、I さんの美貌はもう過去?、Eちゃんの可愛さがもて囃されるのは何時まで?
・・・真に世は儚い。
えーっと、何だっけ? そうそう、ニットの裾上げです。
もう、消えてしまったかと思ってました。
“誰が喜ぶ?こんなサービス部品“と、ここ数年スタッフ一同が思っていたはず。

ところがドッコイ、ここ1年余、また盛り返してきたのです。
勿論、あの“これ、可愛いいよね〜”の合唱と共に。
カムバーックはレディースや輸入品だけかとふと足元を見ると(ホントに下を向いたら、現在着用の)欧ジーンズメーカー社製メンズTシャツの裾処理(のみ。袖口はカバーステッチ、襟はテープ仕上げです。)もコレでした。
なんと、こげ茶のニットの表面に淡いブルーグリーンの糸目が斜めにブツブツと、見・え・る。
ああっ、こんな使い方してんだね。
ウン、エレガントかもしれない、と今更時流におもねる自分が情けない。

ま、多様性が拡がったということで。

 

 

 

 

(1)押さえと説明書

 

(2)標準押さえ取り外し

 

 

 

 

(3)ニット用裾引き押さえ取り付け。カンタン。

 

(4)生地の折り方。要は「家庭用ミシン」での裾上げと同じです 。

 

 

 

 

(5)縫います

 

(6)縫います

 

 

 

 

(7)裏はこう

 

(8)表(仕上がり)

 

 

 

糸調節 
  ・針糸ダイヤル3
  ・上糸ダイヤル6
  ・下糸ダイヤル4

 

 

 

 

 

この縫い方、縫い目の裏がどうしてもごろごろするんですね。
で、上記の糸調節で裏の生地を丸めてやるわけです。( 7参照)
プロ好み。