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TL−25SP、JUKI・職業用ミシン・ロックミシン・カバーステッチ機を考察する |
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プロ使用を想定した機械ですから、基本的に仕様は「工業用ミシン」に準じています。釜の構造、ボビン、ボビンケース、針、使用部品も全て<工業用>です。標準装備された<補助テーブル>は大きな作品を縫う折に必要ですし、機能としての<自動糸切り>、<膝上げレバー>(押さえの上げ下げの為に手を必要としない)は製作の
効率を図る(スピードアップ)為に開発されたものです。
「職業用ミシン」の搭載モーターは「工業用ミシン」よりは小さいのです。※
ただ、家庭用ミシンの約2倍(分毎の最大針落ち回数)はあります。
持ち運び可能な軽量ボディ(10,5〜11,5kg)に、限界までの
(強い)モーターを搭載した設計が為されているのです。 |
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※ <搭載モーターについて>
・ 工業用ミシンー最大針落ち回数約2、3000針/毎分以上。
5000針〜というものもあります。
・ 職業用ミシンー最大針落ち回数約1,500針/毎分。
・ 家庭用ミシンー最大針落ち回数約600〜800針/毎分
小型ミシンはそれ以下となります。
モーターの強さは<厚地縫い>に直結する問題として、縫製の<仕上がり>に大きく影響します。 |
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え〜い! もう一折り!
指で押し込んでやります。 怖っ! |
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案外にスムーズ。 |
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中厚地です。横にあったシーチングで。
針は(DB×1、#11)を使用。
#14でもいいのですが、折れやすくとも細いほうが、針が生地に
開ける穴が小さく、穴の中で糸が踊らないのでステッチがきれい
に仕上がる条件のひとつです。
う〜ん、縫い易い! 生地もですが。 |
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薄地縫製は、機械の性能もですが、ユーザーの技術が仕上がりに大きくものを謂います。皆さん、頑張ってテクニックを磨きましょうね。(笑)
針は思い切って(DB×1、#7)を使用します。
糸は90番を。両方とも細くて仕上がりに期待が持てるですが、老眼おじさん(私)には針穴糸通しが辛いです。 |
ジョーゼットを縫います。 |
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現在、既成のニット製品の仕上がりにおいて、<直線縫い>の使用は殆ど見かけません。
これは、、、
◇ 直線縫いで伸縮生地を合わせると、生地が伸びてしまう。→
よって、<身ごろ>は「4本糸ロックミシン」で<合わせ縫い>をして仕上げる。
◇ 同 →
よって、<裾、襟、袖口>の処理は、専用機械として開発された「カバーステッチ(機)」を使用する。
、、、 という現実となったわけです。
「職業用ミシン」と「ロックミシン」は、謂ってみればペアレンツです。二人がいなければ良い作品は産まれないというわけです。
只、此処では、一応ニット縫製の前段階でありました<直線縫い>を試しておきましょう。 |
ニット針(DB×1KN、No.14)。
糸はレジロン(No.50)を使用。 |
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<タカ・コメント>
まあ、私なんぞが評価しなくとも、専門家達の人気が<良質>を証明していますね。
今や、うるさい、うるさい彼らのおめがねに適った御用達モデルですから。
改めて気づいたのは<バランスの良さ>です。
直前に先のモデル「TL−98SP」(2002年ご購入)を修理する機会があったのですが、ちょっと暴れ馬みたいで、“こんなに違ったっけ?”と感じました。個人的には、あのじゃじゃ馬ぶりが好きでした。
この「TL−25SP」は、フットコントローラーの踏み込みが浅いレベルならお淑やかで、家庭用ミシンからのレベルアップを考慮したのでしょうか。でも、アマチュアに向かいすぎて、○ー○○のようにならないように気をつけてね、メーカーさん。 |
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